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お客様からよくお寄せ頂くご質問
髪と頭皮についてのよくあるご質問に毛髪診断士が回答します!
髪と頭皮についてのよくあるご質問について、回答します!
Q:わかめ、ひじきを食べると髪が濃くなる?黒くなる?
A:わかめ、ひじきなどの海藻類を食べても髪が濃くなったり、黒くなったりしません。
わかめなどの海藻の色や形からのイメージで、昔の人は髪に良いと思っていたのではないでしょうか。
食べ物が髪の色に影響するということは医学的にも根拠はありません。
美しい毛を育てる要素の一つとして、バランスのとれた食事があります。
毛髪はケラチンという硫黄を含んだタンパク質で出来ていますので、食事で摂取する際には、含硫アミノ酸を多く含んだタンパク質の量を増やし、その分、他のタンパク質の量を減らして、総タンパク質の量は、一定に保つ必要があります!
含硫アミノ酸の多い食品は、アジ・サバ・イワシ・サンマや白身の魚・脂肪の少ない鳥のササミやヒレ肉・チーズなどの乳製品や鶏卵など、それに大豆製品の豆腐・納豆などです。
1日に必要なタンパク質55~70gのうち、1/3は、このような食事を摂るように、心がけましょう!
ダイエットで食事を制限しすぎたり、栄養分を摂らないで満腹感を得ようとコンニャク(マンナン)や植物繊維類を摂りすぎたりすると、栄養失調を起こして毛髪の質の低下を招き、さらにはダイエットによる飢餓性脱毛症を起こすことがあります。
正しいダイエットは、エネルギー源になる炭水化物と脂肪を制限して、体内の白色脂肪細胞を消費することですから、体をつくるタンパク質やビタミン、無機質等の他の栄養素の必要量を減らしてはなりません!!
また、ワカメや昆布などの海藻類を食べれば、良い髪の毛が生えると信じている人がいます。
海藻類はビタミンやミネラルが豊富で、毛をつくる手伝いをしますから、大切ですが、毛髪そのものはタンパク質ですから、タンパク質を摂らなければ、毛髪はできません!
白髪の人に黒ゴマや黒豆を食べるように勧める人がいますが、植物の黒い色素は鉄の化合物のヘマチンが多く、毛髪の黒い色素はアミノ酸のチロシンが酸化されてできたメラニンで、本質的に全く違うものですから、黒ゴマや黒豆を食べても白髪が黒くはなりません。
むしろ、チロシンを多く含む魚類のアジ・サバ・イワシや大豆製品を食べて、チロシンをメラニンに変える酵素のチロシナーゼを活性化する銅イオンを多く含む、甲殻類のエビ・カニやココアを摂ることをお勧めします。
しかし、毛母細胞に混在している色素細胞で働く、このチロシナーゼは、一度活性を失うと、ほとんど回復しないので、白髪はある程度予防はできても治療はほとんど不可能です!
健康な体を保つには、必要な栄養分をバランスよく摂ることが基本です。
毛髪も体の一部ですから、美しい毛髪を育て保つにはバランスのとれた食事を摂り、適度な運動をし、規則正しい生活をすることが大切です!
Q:毛を剃ると太くなる?濃くなる?
A:毛を剃っただけで太くなったり、濃くなったりする事はありません。
カットした(剃った)部分が、そのまま伸びるので太くなったと誤解しているのです。
Q:お酒は髪や頭皮に良くない?
A:飲酒による毛髪や頭皮への直接的な影響はありません。
しかし、飲みすぎによって体調を崩すと、髪や頭皮にもあまり良いことはありません。
間接的に影響することがあります。
ストレスが溜まると、お酒やタバコがついつい増えてしまう・・
そういう経験があると思いますが、過度のお酒やタバコは、体内でビタミンCを減らすために、ストレスを助長する恐れもあります!
「飲酒」
アルコールの分解過程で生じる悪酔い物質、アセトアルデヒドを除去するために、ビタミンCが消費されます。
多量の飲酒は、腸内で多量のビタミンCの代謝を早めるので、飲む人は飲まない人に比べて血中のビタミンCの濃度が低下しています。
「喫煙」
タバコの煙に含まれる活性酸素を除去するために、体内ではビタミンCやEを消費します。
また、体内に蓄積されるビタミンCが喫煙者は非喫煙者の3分の2に減少しています。
タバコのニコチンは腸からのカルシウム吸収を減少させるので、イライラする状態になりやすく、タバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて、ストレスを抱える人が多いという報告もあります!
「飲酒」や「喫煙」をされる方は、髪やお肌のためにも、日常生活で出来るだけビタミンCやカルシウムを摂取する食生活を心掛けましょう!
Q:脱毛の原因となる髪型がある?
A:ポニーテールなど、強く髪を引っ張るような髪型は、頭皮に負担をかけることになり、
長期にわたって、このような髪型をしていると、脱毛を引き起こすことがあります。
●元々、女性の方が男性よりも皮脂量が少ないため年齢と共に分泌量が減り、乾燥肌になる、美しい髪と健康な頭皮の維持、改善には、的確な頭皮ケアがとても重要。
●皮脂は肌や髪の毛の乾燥を防ぎ潤いを保ち、空気中の細菌や外敵から肌を保護し、ヒ素などの有害物質の排泄を促す働きがある。
●皮脂腺は思春期に最も活発になるため、吹き出物ができやすくなる。夏は皮脂腺の働きが活発になり、皮脂分泌量は冬の約2倍ともいわれている。
●皮脂の分泌が過剰な場合は皮脂が毛穴をふさいで正常な毛の成長を阻害するおそれがあるので、注意が必要。
●頭皮は身体の中でも特に皮脂腺が多くある部位のため、洗髪などのケアを怠ると毛穴に皮脂が詰まり、できものや湿疹が生じやすくなる。
●頭皮を含め分泌される皮脂量は、男女の違いや年齢層の違いによって異なる。個人差もあり、体質や食生活をはじめとする生活習慣の影響によっても大きく左右される。
●頭皮のできもの・湿疹の治療法としては、まずその原因を把握することが重要。原因とは関係のない対処をしても改善されないばかりか更に悪化させる場合もある。
●皮脂腺の働きを抑えるには、野菜中心の食事を心がけ、充分な睡眠をとり、規則正しい生活を送り、ストレスを解消すること。
●皮脂の分泌量を増加させる、脂っぽい食品や糖分の多い食べ物を控える。皮脂分泌量に影響をもたらしているビタミンB2やB6を含む食品を意識して摂取する。
●頭皮を清潔に保つことを心掛け、古くなった皮脂が酸化するのを予防したり、細菌の繁殖を抑制することが重要。
●きっちりと洗髪することが必須だが、頭皮にとってある程度の皮脂は必要なため、洗浄力の強すぎる市販品のシャンプーを毎日使用したり、神経質ぐらいに洗いすぎることは、皮脂の過剰分泌を促進することにもなるので、注意が必要。